現在の株式市場の過半数は高速商いを駆使した取引になっていると言います。
このような過酷な状況下でリーマン投資家が利益を出す方法はただひとつで、短期の値動きに惑わされず、儲けを出しそうな企業をしっかり見極めて(テキサス)ロングホールドすることです。
では、どのように優良な企業を見極めたら良いのか。
例えば、街で流行っているお店に投資するのは有効な投資法だと思います。
しかし、流行っているからと言って継続して儲けを出し続けるかといえば、よっぽど会計などに精通していないとわからなそうですよね。
僕は会計はほとんどわかりませんが、あるお店がとっている施策を見て「この企業は儲けを出す!」と確信を持てました。
僕が株式を購入しようと決断した視点と、その銘柄も記述したいと思います。
僕が購入した株式銘柄は
僕が購入した株式銘柄を、もったいがらずにいきなり公開しますが、「いきなり!ステーキ」です。
「いきなり!ステーキ」の株価は2017年だけ見ると年初来安値から高値まで、14倍になりました。
「いきなり!ステーキ」とはステーキを立ち食いで安く食べられるお店です。
ペッパーランチの会社が立ち食いステーキの業態を立ち上げました。
私の住んでいる地元にもお店がありますが、お客さんがいないときがありません。
女性客も多くみられます。
私も自分へのご褒美の意味で月に1度は訪れており、肉マイレージカードがいつの間にかゴールドになっていました。
(肉マイレージカードについては後述)
そんな順調な「いきなり!ステーキ」の株式を私は2017年の5月に購入しました。
そこからいきなり株価が倍になったので、半分売って購入金額を取り戻したので、ここからはすべて利益です(倒産しない限り)。
「いきなり!ステーキ」の株を私が購入した理由ですが、それは冒頭にも書きましたが、ある施策です。
私は実際にお店に行き、その施策を一目見て確信をもてました。
株式を購入するときの判断はひとそれぞれだと思いますが、次に私が確信したその施策を記述したいと思います。
売上を上げると確信したある施策
「いきなり!ステーキ」の株を購入するのに迷わなかった理由を公開します。
私がピピッ!ときたポイントは、前述した「肉マイレージカード」の仕組みです。
「肉マイレージカード」は、ステーキのポイントプログラムで、
食べた肉のグラム数に応じて「肉マイレージ」と呼ばれるポイントが貯まっていく仕組みです。
例えば食べた肉のグラム数が3キログラムを超えると、「肉マイレージカード」がゴールドになり、以下の特典があります。
・1000円分のクーポンがもらえる。
・300円の黒烏龍茶が来店の度に1杯無料でもらえる。
・誕生日月にリブロース300gがもられる。
これは「いきなり!ステーキ」がお客さんに何度も来てもらうための施策です。
このお客さんに再来店してもらう仕組み、「リピート率を上げる」ための施策は、利益を上げるために効果が絶大です。
新規にお客さんを増やす施策よりも「リピートしてもらう方が売上に貢献する」のです。
客単価が高くても確実にリピートしてもらうことで、少ない客数であっても高収益が実現できる仕組みを構築できます。
このような感覚は、経営に携わらない普通のサラリーマンだとピンと来ませんよね。
しかしこの「リピート率を上げる」ことを重視する感覚は、普通の経営者でもあまり持っていないかもしれません。
薄利多売を目指して価格を下げていくお店(例えば、マッサージ店とか)を見たことはありませんか?
おそらく、そのようなお店は確実にジリ貧になってしまうでしょう、頑張っているのにかわいそうですが。
企業を見るうえでも参考となる「経営メソッド」
私は企業を見るうえでも参考となる経営メソッドを、加藤将太さんから網羅的に学びました。
※上記「経営メソッド」が今なら無料で学べるようです。
食品業界はどんな優秀な経営をしていても思わぬこと(狂牛病とか、社員の不始末とか)がおこりえるので、
「いきなり!ステーキ」も絶対安泰とはもちろん言えないのですが、可能な限り保持していきたいと思います。